Novel Therapy『ケイティの旅立ち』
『ケイティの旅立ち』
みゅーこ 著
私の名前はケイティ、4歳のお花の妖精。
肌は透き通る様な白い肌で、瞳は湖と同じグリーン、長い巻き髪の女の子。
お気に入りは赤い小さなバックで可愛いボタンがついてるの。
森の中の静かな美しい湖のほとりの白いブランコがあるおうちに住んでるの。
ある日大切にしている魔法の指輪を湖に落としてしまったの。湖の底からキラリと光ってるけどとても深くて取りに行く事ができないの。
毎日ひとりで湖を見てて、たまに寂しい時もあるけど静かな湖を見ていると何だか穏やかな気持ちになれるのよ。
私はね、本当は外の世界を見てみたいんだけどこの森から出る事は両親が許してくれないの。
だから勇気を出して湖に落としてしまった魔法の指輪を取りにいく事にしたの。湖はとっても静かで深いからちょっと怖かったけど魔法の指輪の光が導いてくれたから取り戻す事ができたよ。
勇気を出せば私ひとりでも外の世界に出れるかもしれない!
私にはお気に入りの赤いバックと魔法の指輪があるから大丈夫!
綺麗な月明かりの夜、いつも眺めていた湖にお別れをし、取り戻した魔法の指輪の力で家族から私の記憶をそっと消して旅に出たの。
もうこの場所には帰らない。
私の生きている時間は私のものだもの…。
ケイティはワクワクしながら自由な世界に飛び立ちました。
ちょっぴり強くなれたかな?私
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