息子の涙。

息子の参観日「二分の一成人式」のこと。

先日の参観日に、二分の一成人式というものがあり、
一人ひとりが10年間で成長したことや宝物にしていること、親への気持ちを作文にし、
一人ずつ発表するというものだった。
写真の準備もあって息子が題材にするものだけ聞いていたが、
内容は参観日まで内緒にしたい気持ちが伝わっていたので私も聞かずに当日を迎えた。
息子は、サッカーボールの思い出を発表した。
1、2歳の頃から私とボールを蹴っていたこと
家でも廊下でドリブル練習していること
おじいちゃんとも、お父さんともしてきたこと
空いている時間があれば外にでて練習していること
サッカーが、大好きなこと
やめたいときもあったけどうまくなった自分を見てもらいたくて続けたこと
うまくなれたこと
そして、
息子の声と表情に異変があり・・
声を震わせながら伝えてくれた
ありがとうの気持ちを
たくさんの
たくさんの
言葉にして伝えてくれた
最後には泣きながら宣言もしてくれた
正直、意外で、初めてで、びっくりして、嬉しくて、
ありがとうを思って
泣いた。
息子が涙をおさえられなくなったのは、
天国にいる大好きなおじいちゃんとの思い出もあるから余計に感情がこもったんだろう。
離れて暮らしている大好きなお父さんにたくさん褒めてもらったことも思い出したんだろう。
本当に感情を込めて読んだんだろう。
帰宅後息子は「なんで泣いたんやろー」と言った
「どうしてだと思うの?」と私は聞いた
息子は「ありがとう・・が言いたかったけん」と言った
届いているよ
たくさん届いているよ
私たち親子は、一対一だからどうしても濃くなる距離間であり、
それが故の難しさも、親として悩んだ時期も相当あった
それは今後もずっと冷静に、自分と、親子を俯瞰して視る必要があると思う。
息子の発表を聞きながら私は、嬉しいという以上に、
たくさんのありがとうの感情がいっぱいだった。
息子がこんな気持ちをもつことができるくらいに、
息子を育ててくれたあらゆる種類のひとの笑顔や、言葉や、時間や、手に、
本当に本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。
息子に、
大切な記憶を残してくれたすべてに、心からありがとうを思った。
最後まで頑張って発表しきって伝えてくれた息子の姿を見て、
心が愛で溢れた
たっっっくさん、成長したね
ありがとうを伝えてくれてありがとう
ありがとう
本当にありがとう
こちらこそ、これからもよろしくね。
あなたにできることは、お母さん喜んで頑張りつくします。



mikke!

みつける・とらえる・つながる  誰も特別じゃない。誰もが特別な存在。 誰もが表現者であり、誰もが自由に自分を創造できる。 空の下 誰もが みな輝く主人公。 みなが主人公として「好き」をする自分に還り、心地よく、自分の意志で自由に楽しく生きられる優しさだけの世界に。 We are in the Circus World! ノベルセラピー、表現アートセラピー、 ソウルナビゲーション、イメージワーク